現役復帰でバリバリ働こう!

復職支援プログラムの良い点・悪い点

復職支援プログラムの良い点・悪い点

良い点

まず復職支援プログラムの良い点ですが、これはなによりも現役だったころの感覚を取り戻せる点ではないでしょうか。復職するにあたって一番不安なのは、ブランクがあったことによって仕事についていけなくなってしまうことだからです。あまりブランクがなく、クリニックで働くといった場合であれば5日コースのプログラムでも良いかもしれません。外来実習を受けておきたいということであれば7日コースが良いでしょう。もし病棟勤務を希望するのであれば必ず5日コース以上のプログラムを受けてください。実際には7日コースがベターといえます。ブランクが長い、あるいは以前勤めていたのがクリニックだったという場合は、7日コースを受けましょう。基本的には、多めに見積もって準備をしておいたほうが後々のことを考えても良いでしょう。
また、訪問看護ステーションや老人保健施設などへの復職を望む場合は、5日コースのプログラムを受けた後に、追加で研修を受けておいたほうが良いでしょう。そうすることで、いざ面接を受ける際に自信をもって相手へアピールすることができます。しっかりと事前研修をしてきたと言うことで、相手側に安心感を与えることもできます。復職支援プログラムを受けることで感覚を取り戻せるだけではなく、このように求職活動の面でもメリットになります。

悪い点

復職支援プログラムを受けた際に陥りがちな考えが、「研修先に就職しなければならない」というものです。もちろん病院側も時間と人員を割いて無料で研修を開催しているので、ぜひ自分のところに入ってきてほしいと思っているでしょう。ですが、本来は自治体からの委託で研修を行っているものなので、そのような態度をわかりやすくこちらに表すのもおかしな話です。ですので、研修を受ける際は、あくまでここは研修するための場所であって復職先ではないと捉えておいたほうが良いでしょう。ただ、研修先の病院に惹かれたということであれば、そのまま就職するのはなにも問題ありません。また、もともと希望する病院が研修先に指定されていたということであれば、研修先としてその病院を希望しておけば入職への流れはスムーズになるでしょう。
悪い点としてもうひとつ挙げられるのは、学べるのはあくまで基礎的な部分のみという点です。看護技術は基礎的なものから高度なものまで多岐にわたりますので、例えばオペ室や整形外科、循環器科などの専門的な知識や技術が必要な配属先を希望するという場合、復職支援プログラムで用意されている内容では足りないでしょう。

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